農業はどういう特徴をもった仕事なの?

農業とは、自営業の中の一つであることを、しっかりと意識していただけたと思います。では、自営業という枠の中で、農業とはどういう特徴を持った仕事なのでしょうか。

まず、あなたが現在「農業がしたい」とだけ思っているならば、
まだ農業を始めるのには早いです。実際に就農してもいいレベルまで、真剣に考えていないと言わざるを得ません。

なぜならば「農業」というのは、ものすごく広い範囲の職業を指す言葉だからです。

例えば、脱サラする人の職業として、どのようなものを思いつきますか?

ラーメン屋・コンビニ経営・お弁当屋さん・パン屋さん・ペンション経営、などというところでしょうか。それらの職業と並んで「農業」が入るかもしれません。

しかし、農業というのは「ラーメン屋」や「コンビニ経営」と並べられるような言葉ではないのです。もっと上位の枠組みです。農業の中には、ミカン栽培農家もありますし、米栽培農家もありますし、牛乳を生産する酪農家もありますし、タバコや綿花をつくる農家もあります。

本来なら「コンビニ経営」や「ラーメン屋」と並ぶのは「ミカン栽培農家」や「酪農家」であり、「農業」ではないのです。

ラーメン屋でもいい、お弁当屋さんでもいい、フランス料理レストランでもいい、とにかく「飲食業」をやりたいな、と考えている人は、真面目に転職を考えているとは思えないでしょう。
しかし、農業となるとすべて「農業」として考えてしまいます。

ほとんどの人にとって、農業とは全くの異世界のことであり、いろんな農業があるということ自体、あまり想像がつかないのではないでしょうか。

就農フェアの相談会などで、「農業がしたい」という人は、相手にされません。

少なくとも、果樹農家になりたいのか、野菜農家になりたいのか、米農家になりたいのか。
または、青森県で農家をやりたいのか、鹿児島県で農家をやりたいのか。そのくらいは決めてくれないと、アドバイスのしようがないからです。

「農業がしたい」とだけ言われても、相談員を受ける方としては「もっといろいろ勉強してきて」と答えるしかないのです。

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