農業は自然の影響を大きく受ける

農業の特色をあげるとすれば、それは自然に関わる仕事だということです。

収穫の多寡は自然に左右されることがあり、人間の力ではどうにもならないこともあります。平均年収1000万円の農家でも、気候によって年収1300万円のことも、700万円のこともあります。

農業では、給与所得者のように、毎年決まった金額が入ってくるわけでは、ありません。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉ほど、農業を的確に表した言葉も、ないと思います。人事を尽くした上での、悪い天命ならば、諦めるほかはありません。

どんな天命がこようとも、最大の成果を上げることのできる人事を尽くす、それが農業という仕事です。農業をやるならば、自分よりも大きな自然というものがあり、自然に従うという考えは、どこか頭の隅に持っていないといけません。

もっとも最近は、東京のビルの地下でレタスを栽培する企業もありますし、全く自然に左右されない農業も登場していますが、新規就農者がそんな農業を出来るとも思わないので、ここでは農業とは自然に左右されるものであるという前提で、話をさせていただきます。

農業をやっている人ならば、少なくとも一度は、大きな自然災害を体験することが、あると思います。強風でビニールハウスが潰されたりとか、大雪で潰されたりとか、異常気象で収穫量が激減したとか、数々の自然災害に見舞われます。

人間の力では、どうにもならない事態が、農業では起きやすいのです。今年は年収1000万円でも、来年は500万円かもしれません。そういう気持ちを、常に持っていることが必要です。

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