農家として重要なのは農作物の生産力だ

改めて、自営業としての、農業の特徴を考えてみましょう。

自営業の中で「製造業」という職業は大変珍しいものです。多くの自営業は、加工業であったり、販売業であったり、サービス業であったりして、純粋に製造業である自営業は、ほとんど無いと思います。

身の回りのものを見てください。パソコン、時計、電子レンジ、自動車・・・。どれもこれも、個人が、つまり自営業者が製造しているものでは、ありません。

今の時代は、唯一、農産物くらいが、個人が製造しているものなのです。

農業の特色を挙げるとすれば、ほとんど唯一の「製造業の自営業」であるということです。
農家には「加工」「販売」という面もありますが、やはり土台にあるのは「製造業」です。農産物生産という土台があって、それを生かすための加工であり、販売なのです。

結果に及ぼすものは、足し算ではなく、掛け算なのです。
「生産力×販売力=収益」という形です。

農協など、既存の流通経路を使えば、販売力は一定の値になります。販売力が一定の値ならば、生産力で勝負するしかないと
いうことです。また、いくら販売力がある農家でも、売るもの
が出来なければ、(生産力が0ならば)、結果は0になります。

生産力+販売力=結果、ではなく、生産力×販売力=結果、
どちらも決して0になってはいけないのです。

どんな経営をしている農家であれ、農家である限り、土台にある「農作物生産」を、おろそかには出来ません。生産力があればこそ、販売も生きてくるのですから。

サブコンテンツ

このページの先頭へ