町営住宅でなく農業向けの住宅を借りる方法

町営住宅ではない、農業向きの家、すなわち「農家」を借りるにはどうしたらいいのでしょうか。

まずは、役場に相談してみることです。田舎の町役場、村役場というのは、都会とは違い、不動産情報も持っている場合があります。

ただし、役場が出来る仕事というのは「○○という地域に空家がある」というところまでです。取引を仲介したりすることは、ありません。不動産取引のように、金銭の受渡が発生するものの仲介を、役場がすることは出来ないのです。

ですから、農家を借りる場合には、仲介者を交わさずに、家主と直接交渉することになります。良くない家主に当たってしまった場合には、いろいろとトラブルが起こりかねません。

ただし、事前にあまり細かく「台風の場合の破損はどちら修理費を払う」とか交渉することは、田舎の人に嫌われかねません。
最悪なのは、数万円くらいのわずかな金額のために家主とトラブルになり、地域に、あなたの悪い噂が広まってしまうことです。

家を見て借りろというよりも「家主を見て借りろ」と言いたいくらいです。

田舎には、空家は結構あるのです。しかし、都会から来た人には、まず貸しません。正月に息子が帰ってくるから無理だとか、荷物がたくさん入っているから無理だとか、いろいろな理由が出てきます。

ただし、これは、田舎の人にとってあなたが「知らない人」だからです。もし、知り合いが家を貸してと言ってきたならば、その家主さんも喜んで貸すことでしょう。

田舎で農業向きの家を借りたいのであれば、一番いいのは、多くの地元の人と知り合いになることです。地元の人と、一人でもいいので仲良くなれば、大抵は世話を焼いてくれます。空家情報も出てきますし、家主さんの人柄についても知ることが出来るでしょう。

農業向きの家を借りるのであれば、まずは地元の人と知り合いになって、それから紹介してもらうという以外に、良い道はありません。自治体が空家情報を紹介してくれる場合もありますが、本当は、その数倍の空家が地域には存在しています。ただし、知り合いでない人には、貸してくれないのです。

そういう意味でも、クッション期間として農業研修を受け、その間に知り合いを増やし、農業向けの家を紹介してもらうという目的ならば、農業研修には大きな意味があります。

また、役場ほどではありませんが、商工会や、農業普及所も、空家情報を持っていることがあります。最終的には、農業向けの農家に住みたいという人も、とりあえずは入居しやすい町営住宅なりアパートに入居しておいて、田舎に知り合いを増やしてから紹介してもらう、というのも、面倒くさいようですが一つの方法です。

形はどうあれ、その地域に住んで、何人かの知り合いが出来てしまえば、あなたの信用度は上がります。

もし田舎で家を購入する場合、中古住宅に注意してください。数年使っていないけれどリフォームすれば何とか住める、といった状態の農家が出てきたとします。農業向けの家を探していた人ならば、飛びついてしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。

田舎の家のリフォームは、高くつくケースが多いのです。最初のリフォームは100万円~200万円くらいで済んだとしても、また数年たつと不具合が出てきたりして、またリフォームしなければいけないといったことも、あります。結局は新築したほうが安かったという話もあります。

大規模なリフォームを必要とする家を買うよりも、しばらく待てば、状態の良い家は出てきます。田舎で、借りられる家の話が出てくることは少ないかもしれませんが、一度出てきたら、また次も出てきます。

あせって「もうここしか無い」という追い詰められた心境で、家を探さないでください。

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