農業の補助事業を利用してみょうが栽培で失敗!政策は変更されることがある

農業では、いろいろな補助事業があります。
昔よりは大分少なくなったと思いますが、それでも日本全国で数百という農業補助事業があります。

有利な補助事業があるからといって、すぐにその事業に飛びついてしまうと、失敗に結びつく場合もあります。

Eさんは、平地の少ない中山間地でミョウガを栽培すれば、 補助が降りるということで、農業をはじめました。

中山間地にミョウガ栽培用のハウスを建て、ハウスの金額は、半分以上は補助金で補うことが出来ました。1000万円以上の援助を受けたことになります。

しかし数年たつと、就農時には中山間地でしか認められていなかった制度が、平地でも認められるようになります。

この事業は、最初は、条件の悪い中山間地の農家を助けるための事業だったのですが、その事業が中山間地以外の人にも適用されることになったのです。

つまり、広い平地の人と、日当たりの悪い山間地の人に、同じ作物で競争しろということになったのです。



政策は変更されることがある

結果、平地の農家が大量生産可能なため、作物価格は下落し、 生産効率の悪い中山間地の農家は採算が取れなくなっていきます。

今は有利に見える補助制度でも、3年後も、そうあるとは限りません。補助に頼って、地域と足並みを揃えるということは、 落ちるときには足並みを揃えて落ちてしまうということです。
農業政策の未来などは、予測のしようのないことですが、できれば、補助の必要もないような、農業に有利な土地で 農業を始めることが、何より重要なことになります。

もし、補助事業がなければ、Eさんもわざわざ不利な条件の中山間地で農業をはじめようとは、思わなかったでしょう。開けた平地のほうが有利だというのは、自明のことです。

山間地や寒冷地など、条件不利地には、条件有利地よりも多くの補助事業があります。たしかに魅力的な事業ですが、それが数年後も同じ状態だとは、誰も保証できないのです。



不利な土地には住まないこと

農業の補助というのは、基本的に、格差を補うためにするものです。農業に不利な土地が、価格競争に負けて衰退してしまうのを防ぐために、補助を行うのです。

ということは、補助が充実しているということは、その土地が農業には不利だということです。

もともと、その土地で生まれ育った人ならば、故郷に住み続けるという気持ちは分かりますが、新規就農者がわざわざ農業の条件不利地で就農する必要は、ありません。

新規就農者は、土地もなく、資本も少なく、家族(労働者数)も少ないというように、既存農家に比べて不利な点は多いのですから、せめて就農地だけは、農業に最も有利な土地、すなわち「補助事業が充実していないような土地」に移住してください。

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