多くの新規就農者が稼げない土地で農業を始めている

一般野菜は、差別化がしにくいため、自分で販売するという形態は少なくなります。逆に、販売力に自信がない人ならば、一般野菜での新規就農をおすすめします。

真面目に畑に向かい、純粋に生産技術で勝負したいのであれば、「販売力のある農協」がある土地で新規就農するべきです。いくらあなたの技術がよくても、販売力のない農協の管轄している土地に移住してしまえば、そこで生計を立てるのは難しいです。

人と交渉するような、販売の仕事が苦手だという人は、生産に 集中して、純粋に生産力で収入の差をつけられるような地域に移住するべきです。

販売力がある地域、つまり販売力がある農協が存在する地域というのは、農業で今現在儲かっている地域です。出来ることなら、こういう地域に移住したいものですが、問題は、現在農業で儲かっている土地というのは、なかなか他から人を受け入れてくれないということです。

わざわざ他地域から人を入れなくても、その土地の人だ けで、十分やっていけるからです。

つまり、選択肢は2つしかないのです。「農業を始めやすい土地に就農すれば、農業で生計を立てるのは難しい」のです。
逆に、「農業を始めにくい土地で就農すれば、農業で生計を立てるのは易しい」のです。
(この他に、農業を始めるのも難しく、生計を立てるのも難しいという、ただ単に閉鎖的な田舎もありますが)

「最初に苦労するか、後で苦労するか」の違いです。私の考えでは、新規就農者は、農業を始めるのは難しくても、農業で生計を立てやすい土地で農業を始めるべきだと考えます。始める段階での苦労をするべきです。

しかし現実は、ほとんどの新規就農者は「農業の始めやすさ」だけに気をとられてしまい、農業では稼げない土地に移住して しまいます。そういう土地のほうが、自治体の人たちも歓迎してくれますし、何かと支援制度も手厚いからです。

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