農業がしたいのか田舎暮らしがしたいのか真剣に考えよう

田舎暮らしというライフスタイルの面から見た農業について、考えてみたいと思います。なぜ、ここにこだわるかといえば、新規就農者の多くは、本当は「農業」をしたいのではなく、「田舎暮らし」がしたいからです。

本当は農業を(職業レベルでは)やりたくないのに、気付かずに農業をやってしまうというのが、一番多いの失敗パターンです。

繰り返しになりますが、農業というのは職業であり、田舎暮らしというのはライフスタイルです。多くの場合、二つは結びついていますが、別々に考えることも出来ます。

例えば「田舎暮らしをせずに農業をする」という人もいます。
都市近郊で農業をしている人は、このパターンです。都会のマンションに住んで、毎日車で畑に通うという農業も存在します。

この場合、農業という職業には就いていますが、田舎暮らしではありません。周囲の農家と付き合うこともあるでしょうが、それも「農業」の仕事の一つです。毎朝、畑に「出勤」して、農業という仕事をして、都会のマンションに帰ってくるのです。

逆に「農業をせずに田舎暮らしをしている」という人もいます。
実際に田舎に住んでいる人の多くは、このパターンです。今の時代、どんな田舎でも、最も多い職業は農業ではなくサラリーマンです。

移住者であれば、田舎でSOHOを立ち上げる人もいれば、車で1時間程度の距離を通って、サラリーマンを続ける人もいます。畑仕事がしたければ、自分で食べるくらいの家庭菜園をすればいいのです。

家庭菜園は「ライフスタイル」であり、SOHOなりサラリーマンが「職業」になります。

あなたがここまで読んで、自分が本当にやりたいのは、農業という職業ではなく、田舎暮らしというライフスタイルだったと気付き、農業に転職するのを諦めるのであれば、それは素晴らしいことです。

自分の本当の望みに気付かないまま、何年も農業をやった挙句に諦めるより、よほど良いことです。
数年の時間を無駄にせずに済むのですから。

サブコンテンツ

このページの先頭へ