給与所得者と自営業者のお金に対する考え方の違い

給与所得者と自営業者では、お金に対する感覚が違います。

最近は成果給という考え方を採用する会社も増えていますが、まだまだ少数派です。ほとんどの給与所得者は、時間給で働いています。成果に関係なく、1時間でいくら、1日でいくら、1月でいくら、という給料の貰い方です。他人の10倍、会社に貢献したからといって、10倍の給料を貰えるという会社は、ほとんどありません。

一方、自営業者は、時間ではなく成果に対して、お金が入ります。何ヶ月働こうが、成果が出ていないのであれば、お金は入ってきません。逆に、1時間しか働いていなくても成果が上がれば、お金は入ってきます。自営業者にとっては、何時間働いたとか、何日働いたというのは、意味をなさない言葉です。働いた時間よりも、どれだけの成果を出せたかということのほうが、重要なのです。

農業をやるのならば、時間給という考え方は、きっぱりと捨てないといけません。たくさん働けば、たくさん収入が得られるというように考えてはいけないのです。

成果が出なければ、いくら働いても収入はゼロであるという覚悟を、心の底から持たなければなりません。

農業では、収穫が無ければ、収入はありません。畑を耕して種をまくという労働を、給与所得者がしたのであれば、賃金は払われます。でも、自営業者であれば、畑を耕して種をまいただけでは、収入はありません。収穫があるまでは、必ず「ただ働き」をしなければいけないのです。

そして、不幸にも収穫直前に台風が来てしまったならば、1年間の労働に対する収入は「ゼロ」です。

1年間一生懸命働いて、収入がゼロということは、給与所得者ならば有り得ないことです。しかし、農業を含めた自営業では、有り得ることなのです。

農業に転職するならば、つまり自営業者として大海に漕ぎ出すならば、そういう事態もあるのだという自覚を、持たなければなりません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ