新規就農者が農業が始めるために必要な自己資金額はいくら?

新規就農者の最も気になることの一つは、準備するべき自己資金額についてではないでしょうか。

就農相談会に行った人なら分かると思いますが、用意するべき 自己資金額について、回答はさまざまです。

就農相談会で尋ねたとしたら、一般的な答えは、1000万円から1500万円くらいというところではないでしょうか。
農業をやるには、このくらいの金額が必要だという話を聞いて、そこであきらめてしまう人も、少なくありません。

では、実際に新規就農して、専業農家として成功している人が、みんな1000万円以上の自己資金を用意していたかというと、そんなことはありません。無一文で農業に飛び込み、立派に成功したという人も、たくさんいます。

では、自己資金とは一体何なのでしょうか。そもそも、何のために自己資金が必要なのでしょうか。

改めて言いますが、新規就農で農業をするということは、起業するということです。給与所得者ではなく、自らが事業主となり、社会で活動していくということです。

起業するのに、自己資金ゼロで始めるという人は、あまりいません。初期投資の資金と、売上が入ってくるまでの運転資金は必要となります。自己資金とは、起業するための資本金だと考えてくれれば、間違いではありません。

実際、新規就農者にとっての自己資金とは、主に生活費です。

農業というのは、種をまいて、すぐに収穫があるわけではありません。米ならば、設備をととのえて、種をまいて、育てて、収穫してお金が入ってくるまでに、半年くらいのお金がかかります。

この半年間は、全く収入がないわけです。最低でも、最初の収穫を迎えて、お金が入ってくるまでの資金は必要となります。
うまくいく人であれば、最初の収穫までの時間さえしのげば、あとはお金が入ってきて、うまく回っていくのです。

極端に言えば、半年分の生活費さえ用意しておけば、その後は農業で生活できるということになります。

しかし、新規就農者の全員が、半年後から農業だけで生活できるとは思えません。やはり、ある程度の技術を習得するまでの時間は、かかります。

つまり、自己資金というのは「農業だけで生活できるようになるまでの生活費」と考えてください。

半年後から農業だけで生活できるのならば半年の生活費、10年かかりそうなら10年の生活費ということです。

また、軽トラを買ったり、トラクターを買ったりという、事業に必要な資金もあるでしょうが、この金額は農業形態によって大きく違いますので、一概には言えません。露地栽培の人なら、ほぼゼロから出来ますし、ハウスの水耕栽培をやろうとすれば、1000万円以上かかる場合もあります。

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