新規就農者はどんな農業をしているの?

農業とは広い枠での職業の捉え方であり、農業の中にもいろいろな農業があります。

「ミカン栽培農家」「米栽培農家」「酪農家」すべて農家です。
当然、栽培作物によって、仕事内容も、収入も、移住地も、大きく変わってきます。

ここでは、それぞれの農業が、新規就農者にとっては、どのような特徴があるのか、栽培作物別に解説していきたいと思います。

まずは、新規就農者で最も多いケース、一般野菜栽培です。

一般野菜とは、スーパーで目にするような、普通の野菜のことです。トマト・ナス・キュウリ・ジャガイモ・コマツナ・ホウレンソウなど、いろいろな野菜があります。

有機無農薬野菜は別として、こういう一般野菜を、個人的に販売している農家は、ほとんどいません。多くは農協経由の出荷であり、一部の農家が、イオンのような大規模な小売店と契約して出荷しているという状況です。

一般野菜が個人的に販売しにくいというのは、差別化が難しいからです。ナスは、ほとんどは普通のナスであり「特別に美味しいナス」や「変わったナス」というのは、あまり見かけません。

キュウリにしろ、ジャガイモにしろ、普段使う、普通の野菜です。普通のものを差別化して売ることは、なかなか出来ません。
普通の野菜では、味の違いも出にくいのです。

唯一の例外がトマトです。トマトは生で食べることの多い野菜であり、味の差がはっきりと現れる野菜です。ですから、ブランド化されたトマトを、個人で販売する農家も現れています。

しかし、味の差が無いキュウリなどの場合には、こういう売り方をするのは、難しいことです。味の差が出るということでは、トマトはむしろ一般野菜というよりは、果物に含めるべきかもしれません。

日本で、最も生産高の多い作物といえば、米です。しかし、米栽培を採算に乗せるレベルにするためには、広大な土地が必要です。ほとんどの農家は、先祖代々の土地があるために、米栽培をしています。

新規就農者で最も多いのは、一般野菜栽培だと書きました。その理由は、野菜栽培では広大な土地を必要とせず、初期投資も少なくて済むので、新規就農者でも始めやすい農業の形態だからです。米のように、機械化が進んだ作物で新規就農するためには、数百万円単位の機械代が必要になります。

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