地域活動に参加するメリットとデメリット 稼ぎたいなら活動には積極的に参加しろ

田舎暮らしの良い面は、いくらでも挙げることができます。
きれいな水と空気。ゆったりと流れる時間。豊富な自然。おいしい食べ物。いろいろと、思い描く理想の生活が、あることでしょう。

逆に、悪い面の代表として挙げられるのが、人間関係です。
田舎の人間関係は、都会の人間関係よりも濃密で、息が詰まりそうだとか、ストレスが溜まって、誰も知り合いのいない都会に帰りたくなるとか。

まるで、田舎社会には、ものすごく怖いものが待っているかのように、恐れる人もいます。

では、現実の田舎の人間関係とは、どのようなものでしょうか。
そして「農業で稼ぐ」という目的からすれば、田舎ではどのような人間関係を築いてゆくのが、良い方法なのでしょうか。

新規就農者の、田舎に対する接し方というのは、大きく2つに分けることが出来ます。
「出来るだけ関わらないようにする」か、もしくは「積極的に関わっていく」か。

出来るだけ、田舎の人たちと関わらないようにしている新規就農者も多いです。
地域の運動会や、飲み会などの集まりは無駄であって、そんなものに参加している暇があるなら、少しでも畑で作業をしたほうがいいという考え方です。

新規就農者は、地元に基盤がある農家よりも、やるべきことは多いのだから、農業で生活できるようになるまでは、一心不乱にやるべきだという考えです。

一方で、呼ばれたものにはすべて参加するような新規就農者もいます。いろいろな地域の役割をこなせば、多ければ年間で20~30日は、農業ができない日が出来るかもしれません。それでも、田舎で暮らすのであれば、地域に溶け込むことが大事だと考えている人たちです。

農業で稼ぐという観点からいえば、地域活動には積極的に参加するべきです。逆だと思われるかもしれませんが、参加は「するべき」なのです。たとえ、年間20~30日の時間を費やしたとしても、です。

なぜそのような結論になるのか。地域活動に参加することにおける、メリットとデメリットを見てみましょう。

地域活動に参加することのデメリット

一番のデメリットは、時間です。1時間でも多く働きたい新規就農者にとって、年間20~30日も時間を費やすというのは、耐え難いことです。

また、当然ですが、飲み会に参加すればお金もかかります。もっとも、都会でかかる金額ほどではないですが。

地域活動に参加することのメリット

では、地域活動に参加することのメリットは、どのようなものでしょうか。

まずは、人間関係が広がります。新規就農者は、地域の情報を、ほとんど知りません。どこの畑は土が良いとか、台風のときにはあそこは被害を受けるとか、細かい情報を知りません。これらの情報は、地元の人から得るしかないのです。

また、農家から、いらなくなった農機具や農機械を譲ってもらえることもあります。倉庫の奥で眠ったままになっている道具は、いろいろとあるものです。

また、農作業に関するアドバイスを教えてもらえます。特に、あなたと同じ作物を栽培している農家には、何でも尋ねるようにしましょう。その土地で行われている、生きた農作業の情報というのは、農家しか知らないものです。本にも載っていないテクニックは、いくらでもあります。

もし、あなたが空家や、畑を探しているのであれば、それらのものは、飲み会などの人間関係からもたらされる場合が多いです。田舎では、知り合いには家を貸すけれども、知らない人には家を貸しません。

副業を探しているのなら、いろいろなアルバイトも紹介してくれるかもしれません。農繁期に、何日かだけ手伝いを雇いたい、という農家は多いものです。農作業のアルバイトをすることは、新規就農者にとって、地域の情報を得られ、農業の勉強もでき、収入も入るという、一石二鳥のアルバイトです。

田舎では、人間関係というのは、財産だと思ってください。何にも代えがたい財産です。たとえ年間20~30日を費やしたとしても、そこから得られるものは、もっと多いと思います。

例えば、古いトラクターを1台譲ってもらったとしたら、これだけで数十万円の節約です。

現実に、私も飲み会で知り合った地元の人から、いろいろな農機具や農機械を譲ってもらいました。最初は、譲ってもらおうなどという目的ではなく、ただ参加していただけですが、結果的に100万円単位の節約になったと思います。

目安として、移住してから1年間は、誘われるものは全て引き受け、誘われる会にはすべて顔を出し、地元の人と最低100人は知り合いになるようにしてください。新規就農者の1年目の最も大切な仕事だと思います。

誇張なしに、農作業よりも優先させるべきかもしれません。

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